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お茶コラム『朝茶はその日の難逃れ』 第102号

雨女、茶の木を植える

雨女、茶の木を植える

店舗販売課の糟谷です。
 
新年度が始まり、被災地の学校の新学期や町の復興の様子など、少しずつではありますが、明るいニュースも報道されるようになりました。
 
私も何か新しく始めてみようと思い立ち、長年温めていた計画「自宅で茶の木を育ててみる」ことにしました。
 
茶の木の定植は3月末から4月初旬がベストシーズン。
「やぶきた」、「べにふうき」という品種の苗10本ずつを野菜畑の隅に植えました。
 
初めは順調・・・か、に見えました。
日が経つにつれ、だんだん葉っぱがカリカリに、強風に煽られ、一週間後には見るも無残な姿になっていました。
考えが甘かった。。。
今年は例年より気温が低く、雨が少なく畑も乾燥していたのに。
 
慌てて、剪枝、畝を作り直し、敷きワラ、施肥など応急措置。
これまでは旅に出るたび雨女の自分を恨みましたが、今回ばかりは雨乞いをしつつ、水遣りの毎日。
 
そこへ運良く待望の雨が!!
 
本日現在、全滅だと思っていた「べにふうき」がわずかながら復活の兆し。
「やぶきた」も見違えるほど元気になってきました。
がんばれ、我が家の茶の木たち!
 
あいや店舗では、本日より走りの新茶を発売開始いたしました。
乾燥、低温や遅霜など苦難をくぐり抜けた今年の新茶、旬の味をお楽しみいただければと思います。