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お茶コラム『朝茶はその日の難逃れ』 第27号

格の違い

格の違い

営業部の岩崎です。
ちょっと前から気になっている人がいます。
 
イビチャ・オシム氏。
私はサッカーに殆ど興味が無いので、ニュース番組で見かけるだけです。
 
先日のアジア杯オーストラリア戦。
延長戦を終えても引分けで、PK戦へ突入した日本代表チーム。
オシム監督はPK戦を見ずにロッカールームへと消えていきました。
(どうも恒例らしいのですが、事情を知らない私はビックリ。)
 
「心臓に悪いから。」と普通のコメントに続き、「死ぬなら故郷のサラエボで死にたいからね。」とヘビーな一言。
続いて試合後には「喜んでジャンプして天井に頭をぶつけそうになったが、このとおり元気で生きている。」と笑って良いのだかいけないのだか、という発言。
 
就任前からオシム語録が出版されている位人気・人望がある方だそうです。
私はサッカーを知らないが故に感じるのですが、このオシムさん、過去の日本代表監督たちとは何だか中身が違いますよね。
サッカー選手としてはどうだったのか、監督としてはどうなのか、頭が良いのか悪いのか、ではなく「人間」として中身が詰っている感じ。
ユーゴ紛争をくぐってきた人だからこそ醸している迫力という面もあるでしょう。
ともかく人間として「格が違う」という感じです。
時折フシギな発言もされますが、ミスターとは違い、それすら重苦しく哲学的。
理解できない私がまるで未熟モノのように思えます。
 
御中元シーズンも終盤戦にさしかかりました。
これから、という方、御返しをされる方、お茶の中でも格が違う「抹茶」の御中元は如何ですか?
「抹茶を贈ってくるとは彼(彼女)も変ったネエ・・・・」と贈る方の「格の違い」を演出します。