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お茶コラム『朝茶はその日の難逃れ』 No.42

Too Young

Too Young

営業部の岩崎です。
 
あいや創業120年目を記念して京都・滋賀へと社員旅行に行って参りました。
日頃はゆっくり話したり出来ない仲間と楽しい時を過ごしました。
・・・ついついはしゃぎすぎてしまいました。
 
さてテレビでは県民性、地域地域での文化生活の違いを面白く紹介する番組が評判です。
中でも関西方面については良くも悪くも取り上げられることが多いですね。
文化の違いというのは海外のみならず国内地域間でもあることを再発見できます。
 
京都滋賀でも発見してしまいました。土産店、売り子のオバちゃん達の言葉です。
 
「普段は1,050円のところを今日は1,000円にさせてもろてますし」。
宇治平等院の参道のお茶屋さんでは「奥にお茶も淹れさせてもろてますし」。
 
何だかスッキリしない、腑に落ちない、そして正直いい気持ちがしません。
自分でも意外なところで気分を害したのは何故か考えました。
 
一言で言えば"慇懃無礼"。
頑張ってこれだけ勉強しました、あなたの為にお茶を用意したんですよ、感が無かった。
上から目線というか、「○○してあげてる感」が滲み出ています。
 
中でも印象的なのは「…してますし」で文章が終わっているところです。
予想される本来その後に続く言葉は「、だから買って下さい」ですね。
 
常日頃5歳の娘に「だーかーらーどうして欲しいのかハッキリ言いなさい!」と言っているせいもあってか、文章の終わりを相手に「ホラ察してよ、ネ。」というのが子供じみて、甘えて聞こえます。
 
聞き手に、察して、とゆだねるのが「京都らしさ」「おとな」「奥ゆかしさ」「女性らしさ」なのか・・・。
「あなたの為に頑張りました」、とか「だから買って下さい」と明言しないと違和感を感じるのは
私が男性だからか、性格的な問題か、もしくは私が未熟なのか…。
 
もしかすると私は京都に来るには若すぎたのかもしれません・・・。