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お茶コラム『朝茶はその日の難逃れ』 第64号

てん茶

てん茶

こんにちは。かりんとうです。
花粉症が流行っている今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
 
今回は、「甜茶」(てんちゃ)と「碾茶」(てんちゃ)の違いについてお話します。
同じ「てんちゃ」という読み方ですが、2つは全く別物なのです。
 
まずは、「甜茶」から。
甜の字に「甘」が含まれているように、ほんのり甘みのあるお茶です。
中国南部を原産地とする薬効植物が原料だそうです。
甜茶ポリフェノールに、抗アレルギー作用があることが確認され、花粉症に効くということで、
とても人気となっています。
 
次に、「碾茶」です。
抹茶好きの皆様ならばご存知かも知れませんが、抹茶の原料となるお茶です。
茶園をワラやヨシズで覆い、日光を遮って育てた生葉が原料です。
蒸した後、揉まずにそのまま乾燥します。
そして葉脈や茎等を取り除き、葉のみの状態にします。
これが「碾茶」です。
 
名前の「碾(てん)」は挽臼を表しています。
挽臼で粉砕し抹茶にするためのお茶であることから、「碾茶」と呼ばれます。
 
同じ「てんちゃ」という読み方の「甜茶」と「碾茶」。
全く別物なのに、どちらも好評を博しています。
 
今回は、素敵な2つの「てんちゃ」の豆知識のご紹介でした!!