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お茶コラム『朝茶はその日の難逃れ』 第35号

原点

原点

皆様こんにちは囲炉裏です。
最近急に寒くなりました。
いよいよ本格的な冬の到来です。
西尾の茶畑にも霜が下り、そこに朝日が当たり一面白く光ってきれいです。
 
昨日、日本の長寿県が発表されました。
女性は沖縄県の、男性は長野県の平均寿命が国内で最も長いそうです。
お年を召した方がいつまでも光っている世の中であればなと思います。
 
さて、本日は、原点という事について書いてみたいと思います。
初志貫徹、原点回帰など事の始めを表し、その大切さを示す言葉を見るとなぜか気持ちが引き締まる気がします。
「一年の計は元旦にあり」という言葉があります。
元旦に大きな紙に目標を書き、毎日見える場所に張ります。
 
その目標を日々、目にすることによって頭に思い描いているだけより、年末の達成度が大きく
違うという事を聞いたことがあります。
何事も実行に移すことが大切ですね。
 
ところで、皆様は日本での抹茶の原点は何かご存知でしょうか。
ヒントは、今でも時々薬研(やげん)で生薬をすりつぶしている光景をテレビで見ます。
答えは、日本での抹茶の原点は養生の仙薬として中国から伝わったことです。
いわゆる漢方薬の一種ですね。(当時の人はビタミンなどのことは知らなかったと思いますが)
 
抹茶にはビタミン類、食物繊維が豊富に含まれています。
テアニンによるリラックス効果もあります。
ですので、薬として処方されていたようです。
 
あいやは古来から伝わる最良の方法である石臼挽きに拘って抹茶を製造しています。
是非一度工場見学へお越し下さい。
初めての方は石臼に感動されるはずです。
その驚きの中に何か新しい発見があるかもしれません。
あいやの抹茶が皆様の何かの原点になれば幸いです。