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お茶コラム『朝茶はその日の難逃れ』 第4号

アメリカの日本茶動向

アメリカの日本茶動向

こんにちは。
メルマガ執筆者の枕崎五郎です。
先日社内メールで、「お~い お茶」の伊藤園が、アメリカでペットボトルの工場をつくり、アメリカで日本と同じペットボトルのお茶を来年9月頃から製造し、販売するということになったという記事を読みました。
 
もともと、伊藤園のペットボトル茶は2001年頃にアメリカ東海岸で「Tea’s Tea」という名前で登場しました。
当時は、健康志向の高まりつつあるアメリカではありますが、日本茶(無糖茶)は味的に “もの足りない感“ があり、日本ほど受け入れられませんでした。
商品も日本からの輸入品だったそうです。
 
しかし、ここ1,2年の間に急激に無糖茶が脚光を浴び、健康志向の追い風にも乗って、市場を拡大していきました。 
“もの足りない感“ のある無糖茶が脚光を浴び、現地生産するまでに至ったのは、健康に良いというのはもちろん、お茶本来の味(風味)が認められたからではないでしょうか。
 
食事が「大味」と揶揄されることもあるアメリカで、日本茶の風味が受け入れられつつあるのは、茶業界の住人としては非常にありがたいことです。
 
あいやもアメリカに子会社を持ち、抹茶の販売をしていますが、伊藤園のように、消費者レベルでお茶の風味が浸透するのに役立つ商品であれば、アメリカでの茶市場確立の追い風になるのでは、と期待しています。