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お茶コラム『朝茶はその日の難逃れ』 第152号

大福の話

大福の話

みなさん、こんにちは。
店舗販売課の糟谷です。
 
GWより発売を始めました新商品「抹茶大福」&「抹茶豆大福」、おかげさまでご好評をいただいております!
 
常々感じていたことですが、「大福」って、とてもいいネーミングだと思いませんか?
大きな福、、、ものすごく縁起がいい!
 
もともとは江戸時代初めに考案された食べ物で、今よりもっと大きく、小豆に塩を入れただけの餡だったそうです。

その丸くふっくらした形がウズラに似ていたことから「鶉餅(ウズラもち)」→大きくて腹持ちが良いことから「腹太餅(はらたもち)」とも呼ばれていたそうです。

その後、砂糖を加え、食べやすく小さく改良されました。
それが「大腹餅(おおはらもち)」という名前で売り出され、江戸の町で大ヒット!→さらに「腹」を吉字の「福」に変えて「大福餅(だいふくもち)」に。

なるほど、「美味しくておなかいっぱいになって、幸せ~」だから「福」といったところでしょうか。
さすがは江戸っ子!粋なネーミング考えますね。
寒い冬には火鉢で焼いた「焼大福」なんていうのも流行ったそうです。

近年に入ってからは「いちご大福」、最近では「フルーツ大福」、「生クリーム大福」なども登場し、どんどん進化しつづける和菓子「大福」。
男女年齢問わず、愛され続けているんですね。
実は当店の「抹茶大福」もお客様の声から生まれた商品なんですよ。
 
西尾では茶摘シーズンも終盤戦、来月1日より抹茶も新茶に切り替わる予定です。
今年も美味しい抹茶が出来そうです。
「抹茶大福」共々、今年の「新抹茶」もどうぞよろしくお願いいたします。