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トップページ > お茶コラム > No.210 ベトナム研修で学んだこと

お茶コラム『朝茶はその日の難逃れ』 第210号

ベトナム研修で学んだこと

ベトナム研修で学んだこと

皆さんこんにちは、柴橋です。

前回のメルマガに引き続き、ベトナムでの植林研修について私が感じたことを少しお話しします。

今回のベトナム研修では、植林活動の重要さだけでなく、ベトナム戦争の被害の甚大さについても大変考えさせられました。

実際の植林活動では、泥に足を取られ、こけそうになるのを踏ん張りながら、照りつける日差しの中一本ずつ苗を植える作業は非常に体力を奪われました。
消滅させるのは一瞬ですが、復活させるには途方もない時間と労力がかかるということが身にしみてわかる体験でした。

また植林後に訪れた戦争博物館では、ベトナム戦争の悲惨さを物語る写真が沢山掲示されていました。
拷問を受け亡くなった方の写真、実際の拷問器具、また枯葉剤の影響により生まれた沢山の奇形児の写真・・・どれも目を覆いたくなるような光景でした。

現在でもまだ枯葉剤の影響は残っており、生まれつき目の無いまだ若い方が入り口でピアノを弾いていました。
戦争が終わったとはいえ、まだまだ被害が無くなった訳ではないということに、大変心が痛みました。

戦争を知らない私にとって、大変衝撃的な光景でしたが、目を逸らしてはいけない事実だと思います。
もしベトナムに行かれる方がいらっしゃいましたら、この戦争博物館に足を運んでみてください。