採用情報 西条園 ミュージアム オンラインショップ

あいや

トップページ > お茶コラム > No.47 人ごとではない

お茶コラム『朝茶はその日の難逃れ』 第47号

人ごとではない

人ごとではない

営業の岩崎です。
数年ぶりのソウル出張。仕事の後、夜は旧友たちと焼肉へ!
大変期待していたのですが「時節柄牛肉は止めておきましょう」と友人。
折からの米国産牛肉の輸入解禁に反対な市民の一意見でした。
 
「でも折角の焼肉だからサア」と喉まで出掛ったのですが同席者皆んなが首を縦に。
やむなく私も言葉飲み込み、鶏、豚肉のみとなりました。
それなりに美味しかったのですが盛上がりには欠けました。
 
店外はデモで人だらけのソウル市中。
僅か数ヶ月前に超高支持率で就任した大統領に対してヒドい言い様です。
アジアのラテン国家たる韓国ならではのアツさを感じました。
 
北朝鮮の拉致問題。
再調査と引換えに日本の経済制裁を一部解除か?との様子が報じられました。
しかし、国は"連れて行かれた自国民を何としても取り返す"という気が無いのでしょうかね?
そんな国は国の意味があるのか?と常々思ってます。
 
韓国では国民自身が「自らの食の安全」を求めての抗議行動です。
そういう韓国でも拉北問題は日本より件数は多いものの国民の声は上がっていません。
片や日本でも十余年で漸く拉北問題に関しての関心が高まったものの、今や他の問題に埋もれそう。
又日本でも一部米国産牛肉が入り始めていますが「国が、牛丼屋さんが、チェックしてくれるワ」と他人事。
 
牛肉、拉北問題だけでなく、「どうせ・・・・」と冷めている日本人の無関心・無抵抗に寂しさを覚えます。
国民の「食」「居」の安全を守るのは国の役目です。
国が守ってくれないなら民間で、自分で、という発想もありますが、やはりそれを国に請求する熱さがあっても良いのでは無いでしょうか?
 
プルコギを食べ損ね、グチグチ考えました。
皆さんは如何思われますか?